導入事例
Case Example

公社・官庁

農林水産省

事例

農林水産省との冷蔵輸送のインフラ整備(共同事業)

・農林水産省補助事業の一環として、日本産酒類の輸出拡大に関する事業を、酒蔵・酒類輸出事業者とコンソーシアムを組成。
・補助企業は2期連続で採択
 第1期目:令和2年度海外フードバリューチェーン再構築緊急対策事業
 第2期目:令和3年度海外向け戦略的サプライチェーン構築推進事業(令和3年度第1号補正)

  • 課題

    問題となっていた部分はどこか

    第1期目
    ①日中間の冷蔵物流(コールドチェーン)はインフラとして”輸出拡大”を図る上で必要不可欠。
    しかしながら現在に至るまで大幅な整備・構築体制はとられず、未構築・未整備のままである。特に日本酒は温度管理による”品質維持”が必須であるという観点から、今まで海外輸出(特に需要の高い中国)を躊躇する傾向にあり、海外輸出に対して前向きに参入・投資してこなかった。

    ②日本酒をはじめとする日本産酒類のさまざまな付加価値向上の向けた取り組みや、正しい知識や飲み方、管理方法の啓蒙が日本酒の海外輸出拡大においては必要である。特に、日本酒に対するニーズも高く、経済が発展し続けている中国において、冷蔵物流の付加価値(冷蔵物流によって厳正に温度管理がされたお酒は美味しいと感じるのか)を啓蒙して行く必要がある。
  • 実行プラン

    何をやったのか

    第1期目
    ・温度管理ロガーを用いて、酒蔵出荷時から消費者の手に届くまでの温度状態を徹底管理。ユーザーが自身のスマホでQRコードをスキャンすることで確認できる。

    ・使用されたロガーはトレーサビリティ機能も有しているため、偽物流通が横行している中国における”正規品保証”を実現。

    ・展示会や試飲会、テイスティングイベントを通して中国消費者に冷蔵物流の付加価値を啓蒙。冷蔵物流と常温物流による味わいの変化を確認してもらい、その可能性(美味しいと感じるのか。いくらまでなら上乗せされても購入するか)を検証。(←実際に中国人にとって冷蔵物流が魅力的なものなのかを検証)
  • 効果

    どんな効果があったか

    第1期目
    ・展示会やテイスティングイベントを通じて、コールドチェーンによる日本酒の香りと味の違いには現地の中国人も気づき、80%のユーザーがそれをポジティブに評価。

    ・コールドチェーンの説明に対する反応は全体的にポジティブで、通常の日本酒よりも10-20%高く払う価値があるというフィードバックを得られた。

    ・そもそも他の輸入酒と比べて日本酒の浸透度がまだまだ限定的であるため、質に関する課題は顕在化しておらず、冷蔵物流の商品だから購入したいというほどの強い反応はない。 中国全土にわたる日本酒の浸透を通じた土壌づくりがまずは必要であることが課題として明確に。

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